昭和も後期あたりのポップスのオムニバスや、昔の雑誌等に「ニューミュージック」と書いてあるのを見ますが、いったいどういうものなのでしょうか。
どんな音楽性をもつジャンルなのか、今のJ-POPやロックなどの音楽とは何か違いがあるのでしょうか?
どんな音楽性をもつジャンルなのか、今のJ-POPやロックなどの音楽とは何か違いがあるのでしょうか?
「ニューミュージック」とは、1970〜80年代にかけてうまれた、ポップス音楽のことをさしています。
特に音楽的にははっきりとした定義はなく、今で言う「J-POP」と殆ど意味は同じです。
「ニューミュージック」という言葉のうまれた経緯も「音楽誌発祥説」「ニュー○○というネーミングが流行っていたから説」など諸説ありますが、はっきりしたことはわかっていません。
ただ、時代背景として言えることは、学生運動が60年代末には下火になっていったこと。
学生運動の流行った時代背景から産まれたフォークミュージックや歌声喫茶といった文化も徐々にすたれてきたことがあります。
社会の情勢の変化は流行曲の音楽性や歌詞にも影響をもたらしました。
70年代半ばまではある程度残っていた社会派の歌詞を盛り込んだ曲もだんだん目立たなくなっていきます。
曲調や歌詞の内容的にも湿っぽさが排されて、ライトだったり元気の良いノリのラブソングも増え、人生を前向きに謳歌する明るいものにシフトしていきました。
そして、以前は作曲家作詞家に作ってもらった歌を歌うのが当たり前だった時代が徐々に変化します。
そんな中でうまれた歌ですから、以前よりは新鮮に聞こえたのは確かでしょう。
1980年代を過ぎて、ロックバンド系等の隆盛して行く中で、徐々に「ニューミュージック」という言葉は使われなくなって行きます。
2000年以降頃のシンガーソングライターをこう呼ぶことはほぼなく、最近はソロ歌手はもちろん、グループやデュオ形式も含めてJ-POPという言葉に取って代わられています。
特に音楽的にははっきりとした定義はなく、今で言う「J-POP」と殆ど意味は同じです。
「ニューミュージック」という言葉のうまれた経緯も「音楽誌発祥説」「ニュー○○というネーミングが流行っていたから説」など諸説ありますが、はっきりしたことはわかっていません。
ただ、時代背景として言えることは、学生運動が60年代末には下火になっていったこと。
運動の軸であった安保反対運動が失敗したことにより、急速にそれにまつわる文化もしぼんでいきました。
学生運動の流行った時代背景から産まれたフォークミュージックや歌声喫茶といった文化も徐々にすたれてきたことがあります。
社会の情勢の変化は流行曲の音楽性や歌詞にも影響をもたらしました。
70年代半ばまではある程度残っていた社会派の歌詞を盛り込んだ曲もだんだん目立たなくなっていきます。
曲調や歌詞の内容的にも湿っぽさが排されて、ライトだったり元気の良いノリのラブソングも増え、人生を前向きに謳歌する明るいものにシフトしていきました。
そして、以前は作曲家作詞家に作ってもらった歌を歌うのが当たり前だった時代が徐々に変化します。
自らの作った曲や歌詞をうたうシンガーソングライターの時代に移り変わりつつあったのです。
そんな中でうまれた歌ですから、以前よりは新鮮に聞こえたのは確かでしょう。
1980年代を過ぎて、ロックバンド系等の隆盛して行く中で、徐々に「ニューミュージック」という言葉は使われなくなって行きます。
2000年以降頃のシンガーソングライターをこう呼ぶことはほぼなく、最近はソロ歌手はもちろん、グループやデュオ形式も含めてJ-POPという言葉に取って代わられています。
また、ニューミュージックの時代はソロのシンガーソングライターの
台頭する時代でもありました。ユーミンこと松任谷由実(初期は旧姓の荒井由実)や、中島みゆきといった女性ソロ歌手達が一世を風靡しました。
荒井由実/Yumi Arai 1972-1976 【CD】
彼女らは自分で歌うだけでなく、他の歌手にもたくさんの曲を提供し、日本のポップスに大きな影響を与えて行く事になります。
また、この頃活躍した歌手が「みんなのうた」など意外な場所に活躍を広げて行っていたりもします。
台頭する時代でもありました。ユーミンこと松任谷由実(初期は旧姓の荒井由実)や、中島みゆきといった女性ソロ歌手達が一世を風靡しました。
荒井由実/Yumi Arai 1972-1976 【CD】
彼女らは自分で歌うだけでなく、他の歌手にもたくさんの曲を提供し、日本のポップスに大きな影響を与えて行く事になります。
また、この頃活躍した歌手が「みんなのうた」など意外な場所に活躍を広げて行っていたりもします。