日中戦争や第二次世界大戦時、兵士達も庶民も命がけの日々が続く時代。
そんな時代でも人々の心をとらえた戦時歌謡があります。
いったいどんな歌なのでしょうか。
そんな時代でも人々の心をとらえた戦時歌謡があります。
いったいどんな歌なのでしょうか。
戦時歌謡とは、1937年の日中戦争から終戦の1945年までに主に歌われた、戦意高揚などを目的として作られた歌謡曲をさします。
当然、兵士や軍などが主なテーマとなっています。
戦意高揚の歌ということで、勇ましい曲調や歌詞のプロパガンダ一色の歌ばかりかと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
戦時中の様々な人々の喜びや悲しみが歌われている切ない曲も多く、単なる戦意高揚に終わらない作品も多いです。
楽曲としても歌いやすくクオリティーが高い曲もあるため、プロパガンダ云々を抜きにしても好きな曲がある、という方は現代でも少なくありません。
どのようなタイプのものがあったのか見てみましょう。
軍歌・戦時歌謡全集 CD6枚組
当然、兵士や軍などが主なテーマとなっています。
戦意高揚の歌ということで、勇ましい曲調や歌詞のプロパガンダ一色の歌ばかりかと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
戦時中の様々な人々の喜びや悲しみが歌われている切ない曲も多く、単なる戦意高揚に終わらない作品も多いです。
楽曲としても歌いやすくクオリティーが高い曲もあるため、プロパガンダ云々を抜きにしても好きな曲がある、という方は現代でも少なくありません。
どのようなタイプのものがあったのか見てみましょう。
軍歌・戦時歌謡全集 CD6枚組
勇ましく戦地に向かい戦う!という、戦意高揚を歌った歌ももちろん多数あります。
「太平洋行進曲」のような行進曲系、「守れ南の生命線」といった前線で戦う様を描いた歌もあります。
また、「上海だより」といった、勇ましく戦果をあげたことを自慢する歌もあります。
この辺りはプロパガンダ色が強めと言えなくもありません。
「太平洋行進曲」のような行進曲系、「守れ南の生命線」といった前線で戦う様を描いた歌もあります。
また、「上海だより」といった、勇ましく戦果をあげたことを自慢する歌もあります。
この辺りはプロパガンダ色が強めと言えなくもありません。
落下傘部隊を歌った「空の神兵」もこの範疇に入ると言えなくもありません。
この曲はアニメ映画「この世界の片隅に」の作中で主人公のすずさんが歌って居ますね。
出征する家族や兄弟を送り出す歌としては、「出征兵士を送る歌」などがあります。
また、見送られる側の兵士の視点としては「暁に祈る」などがあり、このあたりには単に勇ましいだけではなく、故郷に残した家族を思う心情等も描かれています。
勇ましさの強調よりもどこか哀しみも含まれた歌詞や曲調のものも少なくありません。
この系統で現在も特に有名なのは「海ゆかば」でしょう。
おごそかな賛美歌を思わせる曲調ですが、太平洋戦争末期の悲痛なイメージも相まってか戦後の戦争を扱った映画では挿入歌としてよく使われました。
特に海軍を主な舞台とした、戦艦の戦いや悲しい戦争の運命等を描いた作品に使われている事が多いです。
また、見送られる側の兵士の視点としては「暁に祈る」などがあり、このあたりには単に勇ましいだけではなく、故郷に残した家族を思う心情等も描かれています。
勇ましさの強調よりもどこか哀しみも含まれた歌詞や曲調のものも少なくありません。
この系統で現在も特に有名なのは「海ゆかば」でしょう。
万葉集の大友家持の詠んだ歌に1937年に曲がつけられたものです。
おごそかな賛美歌を思わせる曲調ですが、太平洋戦争末期の悲痛なイメージも相まってか戦後の戦争を扱った映画では挿入歌としてよく使われました。
特に海軍を主な舞台とした、戦艦の戦いや悲しい戦争の運命等を描いた作品に使われている事が多いです。
命がけの戦場ですから、苦難もあれば愚痴も出ることもあります。
ガルパン検定公式教範 「ガールズ&パンツァー戦車道検定」公式ガイドBOO (廣済堂ベストムック) [ ガールズ&パンツァー製作委員会 ]
日清戦争の従軍経験から作られた「雪の進軍」(これは昭和でなくて明治ですが)では寒い戦地での苦労も描かれています。
最近だと「ガールズ&パンツァー」でも知られていますね。
ガルパン検定公式教範 「ガールズ&パンツァー戦車道検定」公式ガイドBOO (廣済堂ベストムック) [ ガールズ&パンツァー製作委員会 ]
今はあまり使わなくなった軍馬ですが、昭和ごろはまだよく実戦でも軍馬が使われていました。
大切に育てた仔馬をやがて軍馬として送り出す歌です。
鈴木帝山 編曲 尺八 楽譜 尺八の旅 日本の名曲 第二集 (送料など込)
戦場で散った兵士を悼む唄も多数あります。
「戦友の遺骨を抱いて」「ああわが戦友」などの曲はタイトルの通り、戦死した兵士を悼む同僚の視点から描かれています。
「戦友の遺骨を抱いて」「ああわが戦友」などの曲はタイトルの通り、戦死した兵士を悼む同僚の視点から描かれています。