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グループサウンズってなあに?

昔の歌謡曲でグループサウンズという言葉をよく聞くと思いますがいったいどういう意味なのでしょうか。


音楽的な定義と、流行した時代について解説します。
グループサウンズ

グループサウンズの定義とは?

実はそんなにはっきりした音楽上の定義ではなく、「グループサウンズ」というのも和製英語です。

1966年にビートルズが来日して以来、日本でもこの流れに影響を受けたバンドが次々とデビューしました。
これを当時の雑誌等がそう呼んだのが始まりと言われており、音楽的な定義とはいえません。

とりあえず60年代後半あたりの「バンド」という形態のグループ、と考えておいてよいです。
だいたい1965〜1970年くらいにデビューしたバンドがそう呼ばれることが多いです。

グループサウンズの定義と歴史

それでも、今のロックバンドとは違うところも色々あります。

あえてグループサウンズのスタイルの時代的な特徴を言うなら、レコード会社が宛てがった作曲家や作詞家が作った曲をシングルとして発表するのが通例でした。

当時はまだまだレコード会社側の力が強く、まだミュージシャンやバンドが自ら作った曲や歌詞をシングルとして発表する事は滅多に出来ませんでした。

ですから作詞作曲ができるメンバーがいても、自作の曲を発表出来なかったバンドは多いのです。

また、ハードロック系、ヘヴィメタルなどの激しい音楽などが流行り出すよりもずっと前の時代ですので、現代の感覚からしたら曲調もずいぶんまったりしています。

それでも当時はこうしたバンドスタイルのグループは日本ではまだまだあまり馴染みがなく、今の感覚よりもインパクトが大きく受け止められていました。

年配の層ではグループサウンズのメンバーの長髪などが「不良のスタイル」とみなして眉をひそめる人も少なくありませんでした。
しかしこうしたグループは不良扱いされながらも若い層に熱狂的な支持を集めました。

女性の社会進出もまだ進んでいない時代、女性がバンドをやるというのがまだまだ一般的でなかったこともあり、女性グループはピンキー・チックスなど少ない数に止まりました。

1970年代を境にグループの解散脱退が相次ぎ、グループサウンズブームは急速に衰えて行きます。

バンド形式の音楽はまた新しい段階へ移行することになり、後に出て来たフォークや激しいめのロックなどのバンド形態のグループには「グループサウンズ」の名前は使われなくなっていきます。

主なグループサウンズのバンド

・ヴィレッジ・シンガーズ
「亜麻色の髪の乙女」などが代表曲。
ヴォーカルの小松久はその後ビーイング系などで音楽ディレクターとして活動しています。



CD/ザ・ヴィレッジ・シンガーズ/ヴィレッジ・シンガーズ ゴールデン☆ベスト 亜麻色の髪の乙女

・ザ・ゴールデンカップス
横浜で活動していたアマチュアバンドを母体に、1967年メジャーデビュー。
1972年に一旦解散しましたが、2003年に再結成。
しかし歴代メンバーのうち4人が残念ながら亡くなっています。

CD ザ・ゴールデン・カップス BSCD-0081

・ザ・タイガース
現在もソロ歌手である沢田研二、その後俳優となった岸部シローなどが在籍しました。
何回か臨時再結成をやっています。

・ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
ドラマーのジャッキー吉川以外のメンバー入れ替えがとても多かったバンドです。
「ブルー・シャトウ」などが代表曲です。

・ザ・ワンダース
現在はソロで活躍中の歌手、尾崎紀代彦が在籍していたグループです。
「ウルトラセブン」の主題歌も担当しましたが、このときはレコード会社の都合上「ジ・エコーズ」という別名義になっています。

・オックス
関西のジャズ喫茶出身のグループで、失神パフォーマンスで有名でした(笑)
人気のメンバーが飛んだりといった騒動も有り、メジャーの活動は3年程で解散。

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