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懐かしい歌声喫茶

懐メロ関係で「歌声喫茶」という言葉を聞いた事はないでしょうか?

オムニバスCD集などでも、「歌声喫茶」をテーマにしたものがあります。

今はなかなか見かけることもありませんが、いったい歌声喫茶とはどのようなものなのでしょうか。

歌声喫茶ってどんなお店?

歌声喫茶とは何かというと、一言でいえば「店に来た客がみんなで一緒に歌う」お店です。

もちろんその名の通り喫茶としての顔も持ち、飲食物の提供もあります。

細かいシステムはお店によって多少の違いはありますが、客のリクエストなどをもとに選曲した歌を、店内の客がみんなで合唱します。

このときにリード役の歌手がいることもあります。
伴奏はピアノや生バンドなど、お店のスタイルにより様々です。

王様の箱 歌声喫茶

歌声喫茶の歴史


1955年に新宿で「ともしび」というお店が出来たのが始まりです。
1950年代後半に全国で多くの店が誕生しました。

「ともしび」は前身がロシア料理店で、復員兵のお客さんもきている店で当時から「カチューシャ」のようなロシア民謡を店内で歌ったりしていました。
そして「ともしび」になってから、ロシア民謡だけでなく日本の歌謡曲も歌うようになってきたのです。

そしてフォロワー的な存在の店も多く誕生しました。

集団就職で都市部に出る若者も多かったこの時代ですが、SNSも無く上京したばかりの人たちが友人を見つけるのは大変でした。

みんなで歌う歌声喫茶は、友人を見つける場所ともなり上京したばかりで心細い人達の淋しさをまぎらわしてくれるものでした。

また、学生運動のピークの頃は労働歌やフォークソングもよく歌われ、「うたごえ運動」と呼ばれる社会運動にも繋がりました。

フォークソングとは

しかしカラオケが出来て来ると、歌って楽しむ場所もカラオケスナック、やがてはカラオケボックスへと発展していきます。

歌う場所が他にできてしまい、歌声喫茶は急速にその数を減らして行ってしまいます。

歌声喫茶の文化とともにあった学生運動も、運動の大きな目的の一つだった安保法案反対が失敗に終わったり、一部の過激派学生の行動が世間から非難を浴びるようになったこともあって下火になり、うたごえ運動も縮小していきました。

歌謡曲の流行の移り変わりもあり、歌声喫茶は目立たなくなってきました。

現代にも残る歌声喫茶

しかし、歌声喫茶は今もなお完全に滅びてはいません。

元祖的存在の1つである新宿のお店「ともしび」をはじめ、今も根強く営業を続けているお店がけっこう全国にあちこち残っています。



そういった、長く残るお店はかつて歌声喫茶全盛期を過ごした世代の方が昔を懐かしむために集まる場所としても愛されています。
歌われる曲も往年の昭和歌謡曲だけでなく、外国の民謡やポップス、平成になってからのJ-POPも歌われます。

また、「出張歌声喫茶」などと銘打った、イベントなどでの臨時開催のかたちで営業されるものもあります。
出張する場所は学校などさまざま。

歌声喫茶イベントの中には、フォークソングに絞るなど、ジャンル縛りのものもあります。

会場も幅広くなっていて、シティホテルの企画としても歌声喫茶が取り入れられたりしています。
ホテルの歌声喫茶企画だと、ディナーとセットプランになっている場合もあります。

また定年後に新たな趣味や交流を求める人、皆で楽しく歌ってストレス解消したりしたい方々が新たに集まったりしています。
今は全盛期のような、政治的、社会的な色彩は薄くなって来ており、幅広い年代の交流の場としての色彩が増しています。

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